『12人の怒れる男』は、法廷ドラマの傑作として、映画史において不朽の名作のと言われているので一度は見てみたいと思っていました。
1957年のモノクロ映画です。
陪審員8号が、一人の被告人の有罪判決を疑い、12人の陪審員たちを説得し、真実を明らかにしようとする姿を描いています。
緊迫した法廷の舞台設定において、12人の陪審員がそれぞれ異なるバックグラウンドや信念を持ちながら、被告人の命運を左右する判決を下さなければならないという重要な状況を描写しています。
陪審員たちは最初は圧倒的な有罪という立場からスタートし、物語が進むにつれて、陪審員8号の論理的な議論と説得力ある証拠によって、その確信が揺らいでいきます。
この映画の魅力は、キャラクターの心理描写と対話の巧妙さにあります。
各陪審員の人間ドラマや過去の経験が、彼らの意思決定に影響を与え、観客に感情的な共感を呼び起こします。
この映画で凄いと思ったのは、カメラワークや演出ですね。
法廷の中で狭い1室の扇風機も効かない暑い密室での緊迫感が効果的に伝えられています。
『12人の怒れる男』は陪審員が1人の生死や未来を決定する。
社会的な正義、個人の信念、偏見とあらゆるテーマが凝縮されていると思いました。
素晴らしい映画です。
是非一度見てください。
ここからはネタバレになるので、まだ見てない人は見ない方がいいかも?
12人の怒れる男
1回目の採決
有罪11人 無罪1人
凶器のナイフが簡単に買えることが証明されます。
ストーリーは関係ないですが、「近頃の若い奴は!!」
伝統的に引き継がれるセリフですねwww
2回目の採決
有罪10人 無罪2人
電車が通る時の騒音で「声が聞こえた」というのはオカシイと話から意見が分かれていましたね。
3回目の採決
有罪8人 無罪4人
老人は脳槽中で片足が悪い、15秒で20mは移動できない。実験では41秒。
4回目の採決
有罪6人 無罪6人
映画を見ていたの証言のゆらぎ
ナイフの刺し方が使い慣れた人の犯行ではない
5回目の採決
有罪3人 無罪9人
女性の証言 眼鏡を外して20m先が見えるのか?
6回目の採決
有罪1名→0名 無罪11名→12名
最後まで有罪としていた人物も、本当は無罪と思っていたが、後に引けなくなったんでしょう。
最後は泣き崩れて、無罪と言っていたのはドラマを感じました。
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