『時計仕掛けのりんご Kindle版』読んでみた!
Xでフォロワーさんにおすすめしてもらって、手塚治虫の『時計仕掛けのりんご』を読んでみました!中学生のとき、先生が「長い本が苦手なら星新一のショートショートを読んでみるといいよ」って授業で言ってたのを思い出して、なんだか懐かしい気持ちになりました。
この本は単行本だけど、8つの短編が収録されている短編集です。
・処刑は3時に終わった
・聖女懐妊
・時計仕掛けのリンゴ
・バイパスの夜
・嚢
・イエロー・ダスト
・悪魔の開幕
・帰還者
『時計仕掛けのりんご』は、政府が市民を洗脳するために薬を米に混ぜていて、それを利用して自衛隊の一部がクーデターの予行演習を南アルプスの都市で実施する…というお話。主人公が必死にこの出来事を外部に伝えようとするんだけど、めちゃくちゃ緊迫感があって、ドキドキしながら読みました。クーデターの本当の目的が語られないままなのも、かえってリアルでゾッとした…。
他の短編も、時代背景を抜きにしても今読んで十分通じるどころか、むしろ現代のほうがしっくりくる話もあって驚きました。手塚治虫って『鉄腕アトム』とかのイメージが強いけど、こういう社会派の作品も描いてたんだなって改めて実感。ほんと、時代を超えて響く作品ばかりで、すごすぎる!
時計仕掛けのりんご Kindle版
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